小林可夢偉 F1評価
小林可夢偉を、これまでの歴代日本人F1ドライバーやF1トップドライバーたちと比較してみる!
(小林可夢偉の成績は2011/05モナコGPまで)
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小林可夢偉 ドライバー評価 (歴代日本人F1ドライバーと比較)
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ドライバー名 |
出走回数 |
予選ベスト |
決勝ベスト |
ポイント |
完走率 |
入賞率 |
対チームメイト |
小林 可夢偉 |
27 戦
(2009- ) |
09 位 |
05 位 |
54 pts |
66.67 % |
55.56 % |
16 勝 04 敗 |
中嶋 悟 |
75 戦
(1987-1991) |
06 位 |
04 位 |
16 pts |
43.75 % |
13.33 % |
13 勝 47 敗 |
鈴木 亜久里 |
64 戦
(1988-1995) |
06 位 |
03 位 |
8 pts |
28.41 % |
07.81 % |
14 勝 28 敗 |
片山 右京 |
95 戦
(1992-1997) |
05 位 |
05 位 |
5 pts |
40.74 % |
03.16 % |
23 勝 40 敗 |
井上 隆智穂 |
18 戦
(1994-1995) |
18 位 |
08 位 |
0 pts |
27.78 % |
00.00 % |
03 勝 09 敗 |
中野 信治 |
33 戦
(1997-1998) |
12 位 |
06 位 |
2 pts |
54.55 % |
06.07 % |
12 勝 15 敗 |
高木 虎之介 |
32 戦
(1998-1999) |
13 位 |
07 位 |
0 pts |
37.50 % |
00.00 % |
10 勝 07 敗 |
佐藤 琢磨 |
91 戦
(2002-2008) |
02 位 |
03 位 |
44 pts |
66.67 % |
15.56 % |
32 勝 44 敗 |
井出 有治 |
04 戦
(2006) |
21 位 |
13 位 |
0 pts |
25.00 % |
00.00 % |
00 勝 04 敗 |
山本 左近 |
21 戦
(2006-2010) |
19 位 |
12 位 |
0 pts |
66.67 % |
00.00 % |
05 勝 13 敗 |
中嶋 一貴 |
36 戦
(2007-2009) |
05 位 |
06 位 |
9 pts |
83.34 % |
13.89 % |
08 勝 27 敗 |
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※ 完走率の算出 レースの完走回数(完走扱いを含む)÷出走レース回数×100
※ 入賞率の算出 レースの入賞回数÷出走レース回数×100
※ 対チームメイトの勝敗は決勝レースが対象、両者リタイアはカウントせず
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小林可夢偉 ドライバー評価 (チームメイトとの予選/決勝 比較)
ドライバー名 |
チーム名(年) |
ベストリザルト |
予 選 |
決 勝 |
ヤルノ・トゥルーリ |
トヨタ
(2009) |
優 勝
(2004 ルノー) |
00 勝 02 敗 |
02 勝 00 敗 |
ペドロ・デ・ラ・ロサ |
BMWザウバー
(2010) |
2 位
(2006 マクラーレン) |
07 勝 07 敗 |
06 勝 03 敗 |
ニック・ハイドフェルド |
BMWザウバー
(2010) |
2 位
(2005 ウィリアムズ) |
04 勝 01 敗 |
03 勝 01 敗 |
セルジオ・ペレス |
ザウバー
(2011) |
7 位
(2011 ザウバー) |
08 勝 12 敗 |
11 勝 06 敗 |
セルジオ・ペレス |
ザウバー
(2012) |
7 位
(2011 ザウバー) |
- 勝 - 敗 |
- 勝 - 敗 |
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※ ベストリザルトは最初に獲得した年と、そのときの在籍チーム
※ 対 可夢偉の決勝レースは、両者リタイアはカウントせず |
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小林可夢偉 ドライバー評価 (F1トップドライバーと比較)
ドライバー名 |
チーム名(年) |
PP獲得 |
FL獲得 |
優 勝 |
完走率 |
入賞率 |
対チームメイト |
小林 可夢偉 |
トヨタ
(2009) |
0 回 |
0 回 |
0 回 |
100 % |
50.00 % |
02 勝 00 敗 |
小林 可夢偉 |
BMWザウバー
(2010) |
0 回 |
0 回 |
0 回 |
57.89 % |
42.11 % |
09 勝 04 敗 |
小林 可夢偉 |
ザウバー
(2011) |
0 回 |
0 回 |
0 回 |
78/95 % |
47.37 % |
11 勝 06 敗 |
S.ベッテル |
トロ・ロッソ
(2008) |
1 回 |
0 回 |
1 回 |
63.16 % |
47.37 % |
12 勝 04 敗 |
F.アロンソ |
ルノー
(2005) |
6 回 |
2 回 |
7 回 |
94.44 % |
88.89 % |
13 勝 04 敗 |
L.ハミルトン |
マクラーレン
(2007) |
6 回 |
2 回 |
4 回 |
94.12 % |
88.24 % |
07 勝 10 敗 |
J.バトン |
ブラウンGP
(2009) |
4 回 |
2 回 |
6 回 |
94.12 % |
94.12 % |
13 勝 04 敗 |
M.シューマッハ |
フェラーリ
(2004) |
8 回 |
10 回 |
13 回 |
94.44 % |
88.89 % |
14 勝 04 敗 |
A.セナ |
ロータス
(1985) |
7 回 |
3 回 |
2 回 |
56.25 % |
37.50 % |
07 勝 06 敗 |
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※ 比較対象ドライバーの成績は、F1で速さと強さを認められたと思われるシーズンから
※ 対チームメイトの勝敗は決勝レースが対象、両者リタイアはカウントせず |
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2010年、AUTOSPORT Awardsのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞!
F1情報ウェブサイト「Pitpass」で、2010年シーズンのトップ10ドライバーを選出しました。
その寄稿者の中で、2010年の可夢偉のランクと評価コメントです。
クリス・バルフェ 可夢偉:8位
確かに我々は、バーガーキング店での1日だけでなく、いくつかのシャッターチャンスで彼をからかった
ことがある。しかし実際のところ、可夢偉は一生に一度、巡りあえるかどうかというドライバー、災厄が
起きるのではないかという予感に目を覆うにしろ、あるいは宙に拳を突き上げて喜ぶにしろ、常に椅子
から身を乗り出させるようなドライバーのひとりである。
退屈な日曜の午後は、この若いドライバーの不屈の猛攻によって何度も活気付いた。
これが長く続くことを祈りたい。個人的には、ヴァレンシアにおける彼のパフォーマンスが、今シーズンの
本当のハイライトのひとつだと思う。
ジム・ケイシー 可夢偉:7位
彼はポイントを大量に獲得しなかったが、常に中段のマシンでポイントを獲得、あるいはポイントに近い
ところまで行った。
彼は攻撃性と才能を見せて走り、誰にも負けないほどマシンから多くのものを引き出した。
次回、三強チームがドライバーを探す場合、彼がリストのトップに来るかもしれない。
マット・コック 可夢偉:10位
わたしの好みからするとあまりに一か八かすぎるのだが、彼はアンドレア・チェザリスのように、レースを
面白くしてくれる。
この日本人の若者が冷静になって攻撃性をコントロールすることができれば、大きな役割を果たす能力
を持っている。2010年は彼が提供できるものを垣間見せたに過ぎない。
Crompo's-F1 可夢偉:2位
2009年終盤のレースで、トヨタが若い日本人ドライバーにシートを与えたとき、わたしは「ええ何だって、
またかよ」と嘆いたひとりだったことを告白する。
これが間違っていてどれほど楽しいか。可夢偉は本物であり、真のレーサーである。彼はレースを完走
し、ライバルをオーバーテイクし、素晴らしい成熟を見せている。
将来このような行動を防ぐために、ティルケは自身の全サーキットをどのように改良しようか考えている
のではないだろうか!
ジェイムズ・フランクランド 可夢偉:8位
この日本人ドライバーは、2009年トヨタでの代役出走での活躍で有名になって今シーズンを迎えた。
そして、ニコ・ヒュルケンベルグとセバスチャン・ブエミを道連れにしたオーストラリアでのワイルドなクラッ
シュを含む連続4回のリタイヤのおかげで、当初はそれほど有望そうには見えなかった。
ザウバーはマシンの問題を修正する対策をとり、フォース・インディアから移籍したジェイムズ・キーが、
レーシングの才能を証明するプラットフォームを可夢偉に与えた。
群を抜いて際立った瞬間は、ヴァレンシアでのヨーロッパGP7位だった。彼は長時間プライムタイヤで
走行し、レース終盤にピットインして最終周回の最後のコーナーでアロンソのフェラーリを、続いてブエミ
のトロ・ロッソを抜いて7位になったのだ。8ポイントは彼の猛攻スタイルの報酬に過ぎなかった。
そして精彩に欠ける中嶋一貴を2年間応援した日本人ファンが、次のF1スターが現れるのかと心配して
いたところに、小林が登場した。
マイク・ローレンス 可夢偉:5位
私はアルファベット順が好きなので、同じ5位の評価ではあるが、バトンの方が小林よりも先に来ている。
彼とジェンソンはふたつのドライビング・スタイルを代表している。
ジェンソンはデリケート、可夢偉はバンザイである。
わたしが覚えている限り、これまで真面目な人々が日本から大きな才能を持ったドライバーが現れると
予想していたが、彼らはいつも間違っていた。
しかし可夢偉がそのドライバーかもしれない。彼は名声など気にせずにアタックする。
彼はグリッド下位にいるので、視聴者は彼の動きをあまり何度も見ていないが、彼は強くなり得る。
彼の大胆さは若いジャン・アレジを思い出させるが、そこが問題である。
クレイジーなジャンはマシンを痛めつけたが、マシンを良くすることはなかった。
わたしは、小林はトラックを輝かせ、人々の心を捉えるが、あまり優勝できないアレジのようになるかも
しれないと心配している。
トンプソン・フィリップス 可夢偉:1位
F1では二度と見られないような捨て身のチームの捨て身のルーキー。
彼らはジタバタして失敗してもおかしくなかった。
最初の6戦で5回のリタイヤ、モントリオールが終わった時点でわずか1ポイントしか獲得しなかった小林
は、次の5戦で4回、ラスト4戦では3回ポイントを獲得した。
彼はポイントを獲得しただけではなく、最近では珍しいトラック上でのオーバーテイクによってポイントを
手に入れた。彼は、殺風景で利益重視のパドックにおける痛快な物語である。
アントン・ツィマーマンス 可夢偉:8位
グリッドで最高にエキサイティングで、大胆なオーバーテイクを試みる可能性が最も高いドライバー。
バックミラーに一番映ってほしくない人物。
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